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First Light
00:18
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君にはあるかな 空を飛んでみたこと
意外と簡単で 両手見るだけなんだって
夢なら自由さ 君もきっと飛べるさ
でもね 目覚ましが言ってるの
おはよう、朝だよ なんだって
現実はシビアだ 空を飛べそうにない
朝日の走る音 空がぼくらを呼んだって
聞かない 知らんぷり 二度寝してもいいかな
でもね 目覚ましが言ってるの
朝は来るんだ 朝は来るんだ
君にも
パンの香りが 街を起こした
眠たいバス停 スーツの通路
キーホルダー 揺れるランドセルに問う
ねぇ少し遠回り いいよね
失敗しない人生はしあわせだ だけど
朝もまっすぐなんて 疲れちゃうよね
失敗しない人生はしあわせだ だけど
それが正解なんて 誰が決めるの
失敗しない人生はしあわせだ だけど
いつも転んでばかり そんなぼくらは
失敗しない人生はありえないんだ そうさ
今日も泥だらけ 笑おうぜ
目覚ましが言ってるの
おはよう、朝だよ
レースは定時で 目指せ皆勤賞
逃げたくなることも たまにあるけど 誰だって
えらいねすごいねと 褒める言葉なしでは
ぼくらの生きざまにないんだ 価値なんて
本当かな
思うよりずっと 君は鮮やか
一番線には ガラスの教室
同じ色の場所に たどり着けるなら
裸足で まわりみち いいよね
夢で埋もれた空想はまぶしいさ だけど
それはまやかしだって 分かってるんだ
夢で埋もれた空想はまぶしいさ だけど
君が生きる意味は 光りはしない
夢で埋もれた空想はまぶしいさ だけど
ベタでありふれている そんなぼくらは
夢で埋もれた空想はまぶしいさ そうさ
空は飛べずとも 笑おうぜ
目覚ましが言ってるの
おはよう、朝だよ
君にも、朝だよ
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3. |
Interlude
01:17
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4. |
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午後から降り出した雨は はらはら
雨蛙のまぶたを そっと濡らす 揺らす
お茶会へ行くのかい 甘いケーキご招待
柄にもなく おしゃれしても
どうしてかしら こんな天気
かたつむり 早変わり 殻を出ては空回り
柄にもなく 決めてみても
どうしてだろうね こんな午後は
長靴も レインコートも
忘れてきた傘も きっとどこかで泣いてる
あおのあらし 吹きさらし
ひゅうっと 飛ばされないよう 気を付けたけど
風は逃げていく
昼下がり 見失い きみはもっとずっと先
今からでも手は届くの 背中は遠く消えていくのに
かたつむり ひとりきり 置いて行かれて 水たまり
今からでも遅くないの 扉はすでに閉ざされたのに
誰もいない あてもない あの日以来 解らない未来
今からでも追いかけるの ふたつは平行 交わらないのに
雨の音
雨の音
その隙間から
走る音
走る音
誰かの声
「探したよ 忘れものだよ」
くるりとかけたリボン 傘を回す 蛙のプレゼント
花開いた茜空 光のしずくも 髪を飾り
道が晴れていく
西の端 虹色の橋 ゆらゆら
あがる熱と夏が香る 迷子の境界線
顔を上げて 前を向いて
そう大丈夫 今ならまだ 間に合うから
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5. |
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ゆれる ゆれるよ 夕暮れ時
ゆれる ゆれるよ 浴衣の君
ねえねえきいて どうしてかな
ひとりよりも ふたりのほうが さびしいなんて
雲のにじむ夕陽の涙
ひとつ ふたつと 波間にとろけた
水平線の向こうへ隠れる
今日という日は 二度と来ない
ゆれる ゆれるよ 夕暮れ時
ゆれる ゆれるよ 浴衣の君
ねえねえきいて どうしてかな
ひとりよりも ふたりのほうが さびしいなんて
下駄を飛ばし 天気占い
高い笛の音 秋のお祭り
そうだね 夜はこれから始まる
今日という日は 二度とこない
でもまだ少し 時間あるから
踊ろうよ 花火しようよ
りんご飴を 買うのもいいね
早く行こうか 楽しい時間は あっという間
ゆれる ゆれるよ 宵闇時
灯かり微かに 佇むきみ
ねえねえ見てて わたしはここ
今をときめく花火の音で 不安を消して
予報通り 雲のない空
星を数えて 祭りの終わり
誰ともなしに 手を振り始めて
今日という日は 二度とこない
残されたのは 別れの時だけ
踊ろうよ ふたりだけでも
秋蛍を袖に捕まえ
もう少しだけ もう少しだけ
楽しい時間も これが最後
ゆれる気持ちが 流れ落ち
堪えきれずに 手をつなぐ
そうそうそれから 気づいてしまう
始まりには 終わりがあると
永遠なんて ないんだと
ゆれる ゆれるよ 水の月
ゆれる ゆれるよ 翳ろう君
ねえねえきいて どうしてかな
ひとりよりも ふたりのほうが さびしいなんて
ゆれた ゆれたよ 夕暮れ時
ふれて ゆれたよ 記憶の君
ねえねえ聞いて
ねえねえ聞いて
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6. |
Nightfall
02:09
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光田 晋哉 (Shinya Mitsuda)
Keyboard, Compose, Mix, Master
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7. |
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遠い街で歌っていた 夜明け前が一番寒いよって
そんな僕に 教えてあげよう
歌は人を救わない 歌は人を救わない
夜に必要なのは 毛布とミルクだったんだ
馬鹿だね
だってただの振動 虫の羽のような 微かな観測
これは何も叶えずに 散っていった夢たちの歌
午前三時 街は静かだ 僕の声も一番響いていた
調子乗って 思い上がって
歌で世界を救うんだ 歌で世界を救うんだ
人に笑われても 浮かれて明日を待っていた
馬鹿だね
だってただの振動 虫の羽のような 微かな観測
これは誰も救えずに 死んでいった音たちの墓
うつつ抜かして 跡形もなくて
残るギターは弦も切れていた
錆びたリールや軋んだヒールじゃ 夜の街は渡れない
西へ東へ 真夜中の真上
ヒットチャートも明日には古い
架空の正義や安い愛では 電子の海は泳げない
花よ蝶よ世の中の闇よ
溺れる人も見て見ぬふりの
自業自得が 蔓延り這う夜 すがる藁も見つからない
歌で世界を救うんだ 歌で世界を救うんだ
歌は僕を救わなかった
午前三時 街は静かだ 疲れ果てた意識は沈んでゆく
遠い街でいつか歌った
昔話、なんだっけ 揺れる記憶、いつだっけ
それが起こした風は 誰かの頬をぬぐうんだっけ
それはただの振動 音楽のような 微かな羽の音
船を漕げる風にはならない
でも自由はいつも そこにあった
そう
これはただの振動 蝶の羽のような 微かな音楽
人の波を駆けるには頼りない
でも宙を舞い 時を越える
歌は僕を救わなかった
だけど今も信じてしまうんだ
どうかせめてその終わりに 君の心を揺らせ
わずかでいい かすかでもいい
引き金となれ バタフライエフェクト
夜明け前の 街は静かだ 寒い日々に誰もが眠りにつく
もしも君は目を覚ますなら
歌は人を救わない 解っていても歌うだろう
そうさ歌は無力なんだ だけど君は力がある
今を変える力がある
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8. |
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11. |
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Music Pandora Tokyo, Japan
Music Pandora is solo project by composer Shinya Mitsuda.
He specializes in all genres of acoustic music - ex.) soundtrack, jazz, pop, post-classical, contemporary classical, world music, and so on.
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